『無門関』には徳山禅師の若き日の姿が説かれています。 古来禅門では「臨済の喝、徳山の棒」と言われますように、「道い得るも三十棒、道えざるも亦三十棒」と言って、なにか言い得ても三十棒だぞ、言い得なくても […]
臨済禅師と同時代を生きた禅僧に徳山禅師がいらっしゃいます。 徳山禅師は、徳山宣鑑禅師といって、西暦七八〇年のお生まれで八六五年にお亡くなりになっています。 臨済禅師は、生年が分かっていないのですが、八 […]
『フリースタイルな僧侶たち』という雑誌があります。 どんなものかというと、ホームページに次のように書かれています。 「フリースタイルな僧侶たちは、宗派を超えた若いお坊さんが集まって創刊されたフリーペー […]
先日は甲野陽紀先生にお越しいただいて、講座を開いてもらいました。 その日は午前中に、出版社の企画で甲野さんと二時間少々対談をさせてもらいました。 そして午後から三時間講座を行ってもらい、甲野さんには長 […]
坂村真民先生のご命日に、湯島の麟祥院でひらかれたのが「真民まつり」でした。 村上信夫さん、木村まさ子さん、斎藤りゅう哉さん、そしてヴィオラの山寺明子さんと私の五人で行いました。 四人がそれぞれ真民先生 […]
穴があったら入りたいと思うことがあります。 先日は、そんな思いを深くしたのでした。 十二月十一日坂村真民先生のご命日に、東京の麟祥院で、村上信夫さんの企画で「真民まつり」という朗読会が開催されて、行っ […]
お釈迦様の難行苦行は慈悲の行であったと何かの書物で読んだ記憶がありました。 どこに書いていたか、分からなくなっていましたが、中村元先生の『ゴータマ・ブッダ上』を読んでいると、そこに書いていました。 「 […]
玉城康四郎先生は、一九一五年熊本のお生まれです。 一九九九年にお亡くなりになっています。 七月のお生まれで一月にお亡くなりになっていますので、満八十三歳でいらっしゃいました。 ご著書の『無量寿経 永遠 […]
今年の臘八の摂心も無事終えて、修行道場も日常の暮らしにもどってきています。 今年の春に修行道場に入った者にとっては、一番の試練でありました。 まず一週間橫にならずに坐るというのは、並大抵ではありません […]
ブッダが何を悟ったかについて、玉城康四郎先生が『無量寿経 永遠のいのち』(大蔵出版)に書かれています。 一部を引用します。 「ところで、ブッダが悟りを開かれました時に、三つのウダーナが歌われております […]